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公正信用請求法(FCBA):クレジットカード利用者を守る連邦法
FCBAが保障する利用者の権利:対象となる請求エラー、60日間の申請期限、支払い留保権、異議申し立て手順。
公正信用請求法(Fair Credit Billing Act / FCBA、合衆国法典第15編第1666条)は、クレジットカードの請求誤りや不正利用から消費者を保護する米国の連邦法です。
この法律を正しく理解しておくことで、店舗のミスや銀行の不手際による不当な支払いを確実に防ぐことができます。
法律上「請求エラー」と認められるケース
FCBAの対象:不正請求、金額の誤り、商品未着、破損品の送付、返金クレジットの不記載、明細書の計算間違いなど。
すでに提供されたサービスの品質に対する主観的な不満は対象外となります。
厳格な「60日間」の申請期限
FCBAの法的保護を受けるには、誤った請求が記載された最初の明細書の発行日から「60日以内」にカード会社へ書面で通知する必要があります。
この期限を過ぎると、法律に基づく調査義務がカード会社から免除されてしまいます。
カード会社に課せられた法的義務
カード会社は異議申し立ての受領から30日以内に書面で受領確認を送付しなければなりません。
また調査は最大2請求サイクル以内(最長90日以内)に完全に完了させる義務があります。
調査期間中に保障される利用者の権利
調査が行われている間、利用者は該当金額およびそれにかかる利息の支払いを保留する法的な権利があります。
カード会社が該当金額の未払いを理由に信用情報機関(CIC等)へ延滞情報を登録することは固く禁じられています。
- 明細書裏面の異議申し立て専用窓口を確認する 通常の支払い用住所ではなく、Billing Inquiries専用の住所宛てに送付します。
- 正式な異議申し立て書面を作成する 氏名、口座番号、取引日、金額、誤りの詳細な理由を明記します。
- 証拠書類のコピーを添付する レシート、返品伝票、店舗とのやり取り履歴を添付します。
- 配達証明付き郵便で送付する 60日以内に送付したことを証明できる配達記録を残します。
カード会社が申し立てを却下した場合の対応
請求が正当であると判定された場合、カード会社は店舗の証拠資料を添えて書面で理由を説明する義務があります。
利用者は通知受領後10日以内に書面で再異議を申し立てることができます。
FCBAはデビットカードにも適用されますか?
いいえ。FCBAはクレジットカード専用です。デビットカードは連邦規則E(Regulation E)で保護されます。
調査中も請求金額を支払う必要がありますか?
いいえ。異議申し立て中の金額は支払いを保留でき、その分の利息も免除されます。
カード会社が法定期間内に回答しなかった場合はどうなりますか?
カード会社が30日や90日の期限を過ぎた場合、請求が正当であっても最大50ドル分の請求権を失います。
カード会社の対応に不服がある場合はどこに相談できますか?
米消費者金融保護局(CFPB)へ公式な苦情申し立てを行うことができます。
検証ソース
- Federal Trade Commission — Using credit cards and disputing charges https://consumer.ftc.gov/articles/using-credit-cards-and-disputing-charges
- Federal Trade Commission — Fair Credit Billing Act (statute) https://www.ftc.gov/legal-library/browse/statutes/fair-credit-billing-act
- CFPB — How do I dispute a charge on my credit card bill? https://www.consumerfinance.gov/ask-cfpb/how-do-i-dispute-a-charge-on-my-credit-card-bill-en-1947/